【2023年最新版】徹底比較!クラウド会計ソフトを使うならfreee?マネーフォワード?

クラウド会計を使いこなすためには、事業にとって最も適切なクラウド会計ソフトを選択することが重要です。

今回は当会計事務所が取り扱っており、中小法人シェア率1位・2位であるfreeeとマネーフォワードの機能や価格について徹底比較していきます!

freee(フリー) ※個人・法人共通

MFクラウド(マネーフォワード) ※個人・法人共通

(※2023年2月時点)

freee会計マネーフォワード
初期費用無料無料
【個人】年間料金(税抜)スタータープラン:11,760円
スタンダードプラン:23,760円
プレミアムプラン:39,800円

※人事労務freeeの料金は含みません
パーソナルミニ:9,600円
パーソナル:11,760円
パーソナルプラス:35,760円

※会計以外の機能も含む(従量課金制度あり)
【法人】年間料金(税抜)ミニマムプラン:23,760円
ベーシックプラン:47,760円
プロフェッショナルプラン:477,600円
※人事労務freeeの料金は含みません
スモールプラン:35,760円
ビジネスプラン:59,760円

※会計以外の機能も含む(従量課金制度あり)
サポート電話◯
メール◯
チャット◯
※電話サポートはベーシック・プレミアムプラン以上
電話×
メール◯
チャット◯
確定申告(個人)
確定申告/電子申告可
・スマホでの申告対応

確定申告可※電子申告はe-taxとの連携が必要
確定申告(法人)
申告freeeにより申告書作成・電子申告に対応可(作成不可・電子申告未対応の帳票あり)
×
法人の確定申告・税務申告には未対応※外部の税務申告ソフトの利用が必須

金融機関との連携・自動同期機能の比較

freee マネーフォワード

★★★★☆
地方銀行の対応数はMFより圧倒的に多い
利用者数の多い楽天銀行は連携不可。

★★★★★
freeeでは連携不可である楽天銀行との連携も可能。

freee、マネーフォワードは、いずれもほとんどの大手金融機関・クレジットカードデータの取り込みが可能です。しかし、一部の銀行や電子マネーなどについては、どちらかでのみ連携が可能な場合もあります。
利用開始前に、メインで使用している銀行・クレジットカード等との連携に対応しているかを必ずチェックしましょう。

ちなみに、クラウド会計のメリットを活かすためには、現金の使用を極力控えることが望ましいです。現金での支払いや売上については、手入力の処理が必要となってしまいます。そのため、出来る限り連携済みの銀行からの振込や、クレジットカードを使用し、手入力の手間をなくしましょう!

事業効率化・経理効率化・バックオフィス効率化機能の比較

freee マネーフォワード

★★★★★
仕訳登録の完全自動化が可能。前期の帳簿の閲覧が可能。

★★★☆☆
仕訳の登録ルール設定はできるものの、完全自動化はできない。前期の帳簿の閲覧は、年度切り替えが必要。

freeeでは一度登録した取引について、同じ内容の取引は今後も同じ仕訳で登録するというルールを設定することができ、これにより手作業による仕訳登録を大幅に減らすことができます。
一方マネーフォワードでは、勘定科目や摘要の推測までしかできず、最終的な登録は手動で行わなければいけません。

また、freeeでは前期以前の仕訳帳や試算表をスムーズに閲覧できますが、マネーフォワードでは年度切り替えをする必要があるため、freeeと比べると時間のロスが生まれます。前期の仕訳を参照しながら会計処理をしたい時などは、マネーフォワードの仕様だと若干の不便を感じるでしょう。

以上のことを踏まえると、効率化機能の観点ではfreeeの方が優位と言えます。

UI・使いやすさの比較

freee マネーフォワード
★★★★★
会計の知識があまりない初心者でも使いやすい。
★★★★★
従来の会計ソフトに近い形式のため、経験者は感覚で使いやすい。

一般的に、freeeは経理初心者向け、マネーフォワードは経理中級者向けと言われています。
マネーフォワードは従来の会計ソフトの方式に近いのに対して、freeeは初心者でも使用できるようにまったく新しい形式であるからです。
どちらかが良いということではなく、freee・マネーフォワードともにUIに優れており、使い勝手はとても良いです。そのため、無料期間に実際に使用してみて、ご自身がより使いやすいと感じた会計ソフトを選びましょう。

料金・価格の比較

freee マネーフォワード
★★★★☆
freee会計とfreee人事労務は別料金。
★★★★★
会計以外に人事労務機能も基本料金に含まれる。

freee会計とマネーフォワードの料金形態の大きな違いは、人事労務機能が含まれているかどうかです。マネーフォワードは会計だけではなく人事労務機能も含んだ料金ですが、freeeの料金には人事労務機能は含まれていません。給与計算や年末調整も行いたい場合は、別料金の人事労務freee(2,000円~/月)を別途契約する必要があります。

それを踏まえると、月額料金に大きな差はないため、機能面やサポート面を第一条件として考えた方がよいでしょう。

サポート体制の比較

freee マネーフォワード
★★★★★
電話・画面共有サポートに対応。(※法人はベーシックプラン・個人はプレミアムプラン以上)
★★★☆☆
チャットサポートのみ。

マネーフォワードではチャットサポートのみであるのに対し、freeeではベーシック・プレミアムプラン以上だと電話・画面共有でのサポートにも対応しています。
電話・画面サポートは予約制で問題をすぐに解決することはできないため、相談内容が簡単な場合はレスポンスの早いチャットサポートで充分でしょう。
しかし、口頭で伝えられたり実際の操作画面を見てもらえたりする電話・画面共有サポートがあると、文章で伝えることが難しいような内容も相談しやすく安心です。
また、個人事業主の場合は、スタンダードプラン以上だとチャットサポートの優先対応があります。確定申告の時期などで混雑する際も、優先的にチャットが繋がるためスムーズに相談が可能です。
クラウド会計ソフトや経理に慣れておらず、しっかりとしたサポートを受けたいとお考えの方は、サポート体制が手厚いfreeeを使用すると安心でしょう。

申告対応の比較

freeeマネーフォワード
★★★★★
・確定申告:申告書作成から電子申告まで可能・法人税申告:freee申告で電子申告まで可能・消費税申告:申告書作成から電子申告まで可能
★★★★☆
・確定申告:申告書作成から電子申告まで可能・法人税申告:未対応のため他社ソフトが必要・消費税申告:法人は申告書作成まで、個人は電子申告まで可能

個人事業主の確定申告は、freee・マネーフォワードともに申告書作成から電子申告までクラウド会計ソフトで完結させることが可能ですが、法人税はどちらも標準機能では対応できません。freeeではfreee申告(24,800円〜/年)、マネーフォワードでは他社ソフトを使用することになります。

また、インボイス制度導入によって課税事業者になり、今後初めて消費税申告する方も多いのではないでしょうか。

消費税申告は、個人事業主の場合はどちらも会計ソフト上で電子申告まで完結させることができますが、法人の場合、電子申告が可能なのはfreeeのみです。マネーフォワードは、作成した申告書データを用いて郵送やe-taxにて申告が必要になっています。

税理士対応の比較

freee マネーフォワード
★★★★★
freee認定アドバイザー制度あり
★★★★★
マネーフォワードクラウド公認メンバー制度あり

クラウド会計ソフトには様々な機能があり、日々の記帳を簡単に行うことができます。しかし、税務申告は複雑であり、申告書の作成経験がない場合はかなりの手間と時間がかかることが想定されます。また、正しい申告をするためにも、税理士への依頼をおすすめします。
freee・マネーフォワードともに税理士検索機能があり、地域や得意分野、その他特徴等で検索することができます。
更に、会社の情報を基に条件に合う税理士を紹介してもらうことも可能です。検索機能を使ってもどの税理士に依頼すればよいか判断できない場合は、このようなサービスを活用し、自社に合った税理士を探しましょう。

まとめ
クラウド会計ソフトの代表的な2社について比較してきましたが、いかがでしたか?
freee・マネーフォワードのいずれもとても優れたソフトではありますが、それぞれ違いがあります。どちらかが正解ということではなく、自社に適したソフトを選択することが重要です。

ユアクラウド会計事務所は、freee認定アドバイザー・マネーフォワードクラウド公認メンバーです。
クラウド会計を専門としているため、お客様に合うクラウド会計ソフト、日々の記帳の効率化などのご相談が可能です。クラウド会計を導入したいけど現在の会計ソフトからの移行やその後の運用が心配…という方も安心です!
是非一度、我々ユアクラウド会計事務所にご相談ください!

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